マイナポイント「上乗せキャンペーン」、どれがオトクか調べてみた!
今年7月から事前登録が開始した「マイナポイント」が、いよいよ9月から本格的にスタートします。
日ごろ使っているクレジットカードやコード決済などのキャッシュレス決済でチャージしたり買い物すると最大5,000円分のポイントがもらえる事業。期間は2021年3月末までですが、国の予算上限に到達するとマイナポイントの予約が期限を待たずして締め切られる可能性もあるため早めに予約・申込が必要になります。
今回、マイナポイントの予約・申込、マイナンバーカードの申請方法、どのキャッシュレスサービスやクレジットカードがオトクなのか調べてみましたので、ご紹介します。まず、QRコード決済、電子マネー、クレジットカード別に分けて主なものを並べてみました。
QRコード決済
- d払い:最大2,500円相当のポイント付与 ※2020年7月17日に上乗せ額が「500円→最大2,500円」に変更
- ゆうちょPay:合計2,000ポイントを付与
- au PAY:上限1,000円相当のau PAY残高を付与
- メルペイ:メルカリでの買い物で5%上乗せ(上限1,000ポイント) ※2020年7月3日追加の「チャージで1,000円相当付与」「抽選で最大1,000万円相当付与」キャンペーンあり
- LINE Pay:上乗せでもらえるのは「特典クーポン」15枚
- J-Coin Pay(みずほ銀行):500円分を上乗せ
- 楽天ペイ:最大500円分を上乗せ
- FamiPay:先着10万人に500円相当を上乗せ
- PayPay:抽選で最大100万円分のPayPayボーナスを付与
クレジットカード
この中で、特に上乗せ額の大きな、d払い、ゆうちょPay、WAONについて、ご紹介します。
d払い:最大で2,500円相当のポイント付与
NTTドコモの「d払い」の上乗せキャンペーンを紹介します。当初発表された内容は、マイナポイントにd払い、もしくは公式クレジットカードの「dカード」を登録すると500ポイントがdポイントで付与されるというものでした(500円相当)。2020年7月17日にキャンペーンの内容が変更となり、d払いで登録した場合の付与額が500ポイントから1,500ポイントにアップされています。ただし、dカードで登録した場合の付与額は当初発表の500ポイントから変更ありませんのでご注意ください。
また、2020年7月17日にはもうひとつのキャンペーンも追加されました。2020年9月1日~2021年3月31日の期間に、マイナポイントにd払いを登録のうえ、チャージまたは買い物をすると、利用額の5%のdポイントが付与されます。上限は1,000ポイントとなっており、上記の「1,500ポイント付与」と合わせると、最大で2,500ポイント(2,500円相当)が上乗せされる計算です。
dポイントには「通常ポイント」と「期間・用途限定ポイント」の2種類がありますが、キャンペーンでもらえるのは後者になります。通常ポイントの場合は有効期間は48か月ですが、期間・用途限定ポイントの場合は、獲得したキャンペーンによって有効期間が異なります(今回のキャンペーンでの有効期間は現時点で不明です)。
また、用途も異なります。期間・用途限定ポイントの場合は「携帯電話料金の支払い」や「データ量の追加の支払い」には使えないなど(いずれもドコモの携帯電話を契約している場合)、用途が制限されますので、注意が必要です。
ゆうちょPay:合計2,000ポイントを付与
おトクさで目を引くのが、ゆうちょ銀行が手がける「ゆうちょPay」です。ゆうちょPayは合計2回の「ゆうちょPayポイントプレゼントキャンペーン」を実施し、合計で2,000ポイント(2,000円相当)を付与します。
第1弾のキャンペーンは、ゆうちょPayを初めてダウンロードする人が対象。期間中にダウンロードし、ゆうちょ銀行の口座を登録した人全員に500ポイント(500円相当)が付与されます(2020年9月中に付与予定)。
さらに第2弾として、マイナポイントにゆうちょPayを登録することで、1,500ポイント(1,500円相当)が付与されます。このポイントはマイナポイント申し込み完了日の翌月末までの付与予定です(初回のポイント付与は2020年9月末の予定)。
ただし、もらえるのは新設された「ゆうちょPayポイント」付与されるのはいずれも「ゆうちょPayポイント」です。これは、2020年9月より対応店舗などで1ポイント1円で支払いに使えるようになる新しいポイントで、本キャンペーンとあわせて発表になりました。なお、ゆうちょPayポイントはあくまで支払いのみに使えるポイントで、現金として引き出すことはできないようです。つまり、ゆうちょPayポイントで還元を受けると「使う」という選択肢しかないわけですが、ゆうちょPayは2019年5月のスタートとまだまだ新しいサービスのため、PayPayやLINE PayなどのメジャーなQRコード決済と比べると使える店舗が限られています。公式サイトを見ると、セブン-イレブン、ファミリーマートなどのコンビニや、スーパー、ドラッグストア、カフェチェーンなどが加盟しています。ご自身の利用シーンを思い浮かべつつ、登録を検討されることをおすすめします。
WAON:最大で2,000WAONを付与
マイナポイントでWAONを登録のうえ、WAONにチャージすると、マイナポイント分とは別にチャージ額の10%(2,000円相当が上限)のWAONが付与されます。つまり、マイナポイントの上限となる5,000円相当還元(2万円チャージ)を受けると、同時に2,000円相当が上乗せされます。対象のチャージは、現金、クレジットカードなどで、手持ちの「WAONポイント」を用いてのWAONへのチャージ(ポイントチャージ)は対象外となっています。
ただし、対象のチャージは2020年9月からSuicaと同じく、WAONもマイナポイントへの登録はすでにスタートしているものの、マイナポイント分、およびキャンペーン分の対象となるチャージは、2020年9月1日~2021年3月31日となっています。それ以前のチャージは対象外なのでご注意ください。
まとめ
今回、マイナポイントの予約・申込、マイナンバーカードの申請方法、どのキャッシュレスサービスやクレジットカードがオトクなのか調べてみましたので、ご紹介しました。その中で、特に上乗せ額の大きな、d払い、ゆうちょPay、WAONについて、ご紹介しました。ただし、これらのキャンペーンや対象となるサービスいには幾つか制限もありますので、ご自身の利用シーンを思い浮かべつつ、登録を検討されることをおすすめします。